ストレートネックに伴う症状

50代女性
 約1年前に首を寝違えてから、すっきり治らずにずっと首から背中にかけての重さやダルさがあり、寝起きには鈍い痛みがありしばらくは取れない。
何ヵ所かの整体やマッサージ院にも通ったが思わしくなくここ最近は湿布で凌いでいたが先月に症状がきつくなり整形外科を受診する。
検査の結果、ストレートネックと側弯症の診断を受けた。湿布と痛み止めで様子をみたが改善に至らず当院の常連である友人の勧めで来院。
当院は初めてとは言え、既に色んな治療、施術を受けて来たのと友人からの熱烈推しで、特に不安がる様子もなく治るなら何でもお願いしますと前向きな様子。
各種検査の後、まずは整形外科でも指摘されていた首や背中の構造的問題の改善の為に手技でアプローチ。初回の後に紹介者さんを通じての感想は「過去のどんな院で受けた施術よりもソフトな刺激だったが、翌日にダルさが出て少ししんどくなり驚いている。」との事であった。
仕事の関係で2週間後に再来院。「あまり変わらない」との事だがこちらとしては良い手応えを感じている。
同様に施術をおこない翌週3回目。本人も改善の兆しを感じ出して表情も明るい。
回数を重ねる度に調子は上向くも、やはり慢性症状に有りがちな「あとほんの少し」の症状が残る。
ここで施術方針転換で鍼治療、特に三鍼法の説明をして同意を得て施す。
術後の感想は「よく分からない…」これは殆どの方が初めて三鍼法を受けた時の感想(笑)
以後、通常の鍼治療も加えて三鍼法と併せて行う。
通常の鍼を患部と関連部位に、そして全体の流れを良くする為に三鍼法。
回数重ねるうちにだんだんとしつこい症状の軽減を自覚されるようになり、殆ど気にならなくなったと言われるので、そろそろ集中施術のひと区切り時かと考えております。
今回の方の様に頑固な長年の背骨の構造及び機能的問題に対してまずはカイロプラクティックで立て直し、更に残る筋肉や軟部組織の拘縮に伴う症状には三鍼法や鍼治療で攻めるのがかなり効果的であると思います。
それとやはり信頼関係…紹介者である友人の言葉を信用し、私の説明を受け入れて下さり更に素直で明るい性格の様で、こちらとしても色んな意味で施術に取り組み易かった事が何よりでした。勿論、メンテナンス通院の重要性はお伝えするつもりです。